こんにちは。
今回は、YouTube動画広告で募集している、スマホを利用して”月収30万円”を目指すことができる負けを知らない資産運用ツールだというBOOST（ブースト）について検証してみたいと思います。
政府から老後の資金は一人２０００万円が必要と言われて、今の仕事の収入だけでは２０００万円もの蓄えは難しいと考えた方は少なくないと思います。
そういう世の中の流れから副業市場が一気に拡大してきました。
投資案件や簡単作業を行うものから、本格的に企業が在宅でできる仕事で募集するなど、気軽に始めることができるものから本格的なものまで様々で、ネットで簡単に探すことができますが、中にはそういう気軽さを狙った利用者が稼げない案件も少なくありません。
このブログでは、そういった副業案件を検証し、皆様に安心して副収入を得てもらうための助けになればと思い、記事を更新していきたいと思っています。
また私自身も運用している不労所得を手に入れることができるFX自動売買ツールについても紹介していますので、よかったらこちらの記事もご覧ください。
それでは今回の検証にいってみましょう！
Contents
BOOST（ブースト）について
LP（ランディングページ）をレビュー
主にYouTube動画広告で説明をされているのでLP（ランディングページ）はいたってシンプルです。
少し動画広告の説明も補足しておきますと、
BOOST（ブースト）は勝率実に81.97%を謡うFX自動売買システムで、スマホだけで、完全放置で月収30万円を目指せるそうです。
また不定期の完全招待制であるため、YouTube動画広告での招待リンクからしか参加できないようです。
ただ、この広告をスキップしたらもう2度と表示されませんというメッセージで広告しているのですが、別の動画チャンネルの広告でも表示されていたのでそういう制御はされていなさそうです。
利用開始は、BOOSTの情報を受け取るメールアドレスを登録して、送られてきた情報に従って口座開設し、運用を開始するだけだそうです。
具体的なことはもう少し手続きを進めてみなければわかりませんね。
特定商取引情報について
BOOST（ブースト）には特定商取引に関する表記がありません。
利用者がサービス提供会社を信用できるような団体あるいは個人、企業であるかを見定めるために、国内にて拠点を構える提供者は遵守すべき法律になっています。
対面で行う契約や購入の際には重要事項説明としていくつかの項目が決められており、提供企業は販売の際に説明責任を負います。
説明責任を明確にするためにインターネットで販売する場合には特商法の表記を行うことが定められています。
特商法の表記には必要な項目が定められておりますが、表記するだけで説明責任を果たしているということはできません。
特商法表記自体は、営利団体でないのであれば、また何かを販売することがないのであれば、必ずしも表記の必要はないのですが、表記することで利用検討する人はどのような会社がやっているのか、その実績はどうなのか、問い合わせにはきちんと答えてくれるのかを確認することができるので信頼性が上がります。
逆に記載がないと、何かトラブルがあったときにサポートしてくれるのかとか、個人情報の管理は大丈夫かとか、不安になりますね。
BOOST（ブースト）に登録してみる
LP（ランディングページ）でメールアドレスを入力して登録ボタンをタップ（クリック）すると、ページが移動して具体的な紹介ページに移動します。
BOOST（ブースト）はGEM FOREXという海外証券会社を口座開設することで使用することができるようです。
GEM FOREXはサービス開始が2014年10月1日とそんなに長くはないですが、2021年8月にモーリシャス法人設立とともに金融ライセンスを取得しているのできちんとした会社です。
日本語のサポートもあるようです。
どうやらBOOSTはGEM FOREXのパートナー報酬制度を利用した集客を目的としているようです。
これ自体は最近FX投資の自動売買ツールでもポピュラーなビジネスモデルです。
提供者は利用者から対価をもらうのではなく、利用者が稼いでくれることで証券会社から報酬をもらうという仕組みです。
利用者が稼げるように手助けはしてくれそうです。
またメールアドレス後に移動するページには特商法表記もありました。
法人データバンクで会社名を検索すると、2018年7月6日に法人番号登録されている事が確認できました。
ただ、気になるのはその実績情報が全くないこと、またFX自動売買ツールであれば、その性能を確認するためにバックテストという過去の為替変動の情報を使ってシミュレーションしているのですが、そういった情報の公開もありません。
そういった情報がない自動売買ツールを使用するのはリスクが高いと言わざるを得ません。
BOOST（ブースト）の口コミ、評判について
Googleで検索してみましたが、利用者の稼げたという声も、稼げなかったという声も見つけることはできませんでした。
特商法表記記載の電話番号で検索をすると、電話帳ナビでFX投資営業という名前で公開されていました。
ただ、そこに書かれているやり取りをした方のコメントはいずれもあまり印象の良くない感じで、真偽のほどはわかりませんが、お一人は出金手続きしてもお金が出金されないそうで、合同会社テンプはお金の出金に関与していないためこれ以上追及できないとのコメントをされています。
実際に利用者がどのくらいにるのかわかりませんが、YouTubeに動画広告を出すほどなのでそれなりに収益があると思われます。
ただ、顧客対応はあまりよくはなさそうです。
BOOST（ブースト）についてまとめ
結論は、お勧めしないになります。
理由としては、口コミが見つからないこと、特商法表記は問題ないが会社についての評判についてよいという評価は見つからないこと、いくつかの検証サイトでお勧めできないと評価されていること、などです。
FX自動売買ツールの紹介は私もやっていますが、バックテストやフォワードテストなど、ツールの性能を示す情報を公開しており、またそのツールの特徴やサポートの仕組みなど詳しく説明されているのが一般的です。
通常海外FX会社のパートナー報酬制度は紹介した方が口座開設しただけではなく、その取引量に応じて報酬が支払われる仕組みです。
そのため利用者に長く利用してもらうほど、提供者には安定収入につながるので、しっかりサポートしてくれるものが多いです。
YouTubeに動画広告を出しているから信頼できるというものでもありませんので、利用検討する場合はしっかりと吟味していただくことをお勧めいたします。
今はネットで調べれば様々な副業案件が見つかります。
そして、比較的よいものは口コミで広まっていく時代です。
口コミにはそれがなぜよいのか、お勧めするポイントは、などアピールポイントが説明されていると思いますし、紹介者も本当に使ってもらいたかったらビジネスモデルをしっかり説明し、問い合わせにもきちんと答えてくれると思います。
安易な広告情報に惑わされず、その内容をしっかり吟味して利用の判断をしてください。
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